結果を求めて

４－４－２でくるのか。

それとも、

３－２－４－１だったりするのか。

はたまた、
別の可能性もあるのか。

全く予想がつかない。



個人的には、
６－６あたり。

１０だけなんてのは、
いつ以来になるというのだろう。



浅い眠りは、もう飽きた。

途中で目覚めることなく、
たまには、しっかりと眠りたい。

乾く

確かに持ってきた
・・・はずだった。

しかし、
コインロッカーの前で
バッグを覗きこむオレの目に、
タオルの３文字は映らない。

手持ちの金は少なかったと、
期待をせずに財布を開けてみる。

１４１円。

ロッカー代で１００円を
使うことを考えると、
タオルを買うことは出来ない。

窮地。



ここまできて、
入浴せずに帰るのも気が引ける。
オレはタオルなしを選択し、
仕方なく中に入っていく。

勝負どころは１点。
風呂上がりの始末をどうするか。

サウナを使い、
余分な汗を放出した後、
水風呂で体を冷やし、
外気で体を冷やし、
扇風機で体を冷やす。

湯気の出ていない体を眺め、
なんのために来たのだろうと
苦笑いを浮かべるも、
おかげさまで、
体はそれなりに乾いている。

作戦は成功だろう。



着替えをしようと
自らのロッカーに戻る。

そして、その光景に、
オレは思わず足を止めた。

ロッカーの上、
視線の先に現れた、
見覚えのある一枚。

何故、ここに置いたのかより、
何故、ここにあって気付かないのかを
責めたくなる残念な光景に、
オレの心と体は、
すっかり乾いたようだ。

作戦は成・・・
いや、何を言っているのか分からない。



溜め息を一つ。

何事もなかったかのように
タオルを手に取り、
オレはその場を後にした。

早急

暑さ対策のため、
窓を開けながら横になる。

と、

ベランダを伝って、
隣室からテレビ音が聴こえてくる。



その音は、
気付けば白々と夜が明け、
気付けばすっかり明るくなった
今でも聴こえている。

こいつは改めてまいった。

早く、

早く、



ロト６を当てねばならない。

オレの安眠を
確保しなければならない。

ちなみに、

窓を閉めても、
壁越しに音は漏れてくる。

こいつはまいった。

サ○○○ブルー

寿司屋に着いたオレは、
大好きなネタから食べ始める。

一皿目　サカナにブルー。
二皿目　サカナにブルー。
三皿目　サカナにブルー。

いきなりのハットトリック。
やはり、光りものは美味い。

ゼリー

ゼリーが落ちていた。

ゼリーが落ちていた。

エレベーターの中に

一つ。

ミニサイズの

ゼリー。



ひょいとつまみ上げ、

中央に移す。

中央に移す。

パイン味のゼリー。



次に乗る人は、
どう思うのだろう。

扉が開く。

中央ゼリー。



街に溢れるメッセージなんて、
実はそんなものかもしれなくて、

誰かのイタズラだったり。

誰かのイタズラが発端だったり。

情報に敏感なのも構わないが、
振り回されても疲れるだけであって。



実際、

誰もゼリーに気付かなかったり
するのかもしれないが、

案外、

そんなものなのかもしれない
とも思う。

とりあえず、

ゴミ箱に捨てておけば
よかったと思う。