トライアングル

自分の好きなこと。

うたうこと。

ドライブ。

ちょっとした旅。



もう、暗くどんよりした
現状を脱却するには、
このトライアングルしか
ないのではないか。

明け方４時。

オレは高速をひた走る。

いまいち

楽しいことは数多くあれど、
いまいち乗って来ない。

その時その時は楽しめど、
やがて、虚しさが辺りを包み始める。

疲れているのか
憑かれているのか、
それとも何かの歯車が
狂ってきているのか。

この状態は早く打破しなければならないと、
直感的にオレの心はざわめきだす。

とりあえず、
薬でも飲んで寝るとしよう。

一ヶ月後

いよいよ、スイカマラソン当日。

肉体的にも
精神的にも
ゲージが０に近い状態から、
どこまではい上がることが出来るか。

何とかしていかねばなるまい。

ほうそう事故

せっかく買ったものだから、
ただ渡すのも気が引ける。

用意するものは、
大きな大きな綺麗な紙と、
丁寧な仕事。

これで万事解決に違いない。
オレは、にやりとほくそ笑む。



この時はまだ、

数分後、クシャクシャに
変わり果てた紙の前で、
ガックリと肩を落とす自分の姿など…

見よう見真似で上手くいくほど、
包装の世界は甘くなかった。

眠れども眠れども

気付けば眠い。

気付けば数時間。

気付けば夢の中。

気付けば数時間。



覚醒。



と、思いきや出る欠伸。

と、書いたところで夢の中。

眠い。

とにかく眠い。

眠れども眠れども。

眠い。



ただ、おそらく、

この数十分後辺りからは、

真逆の事態に陥るのだろう。

嫌な予感が付きまとう。