一筋の闇

ここまでよく頑張ってきた。

毎年のように痛い目をみてきたが、
今シーズンは、どういうわけだろう、
これまで危なげない日々を送ってきた。

ただ、幸せな時は、
長くは続かないのが世の性である。

たった一本。

されど、その一本が
オレを恐怖のどん底へと
陥れようとしていた。



上唇にうっすらと残る線。
見た目とは裏腹に、
深く深く刻まれた一本の線。

今にも、パックリ割れる気配を感じる。

この線が、
冬の乾燥に耐えきれなくなった時・・・



二重の意味で笑えない毎日が
繰り返されるに違いない。

あんな痛みなど、
二度と味わいたくはない。

足音の単位

足音の単位。



１膨、２膨…



蕾膨らむこの季節。

春の足音が、
少しずつ聞こえてくる。

興奮の波

昨年末以来の興奮の波が、
体の中から沸々と込み上げてくる。

ライブへ。
会場：西東京市。
聴いたことのない未知なる音楽が、
オレを眠りの世界から呼び起こす。

眠れない。
１時間半しか眠れない。
夜勤明けなのに、
１時間半しか眠れない。

高鳴る気持ちが、
眠気を凌駕する。

いざ。

４文字

『さながら』でなければ、
『あながち』でもない。

４文字ということは
はっきりしているのだが、
いまひとつ思い出すことが出来ない。

同じような文字列で
並び替えを繰り返しては、
辞書を使って意味を確認する。

日本語の難しさに
改めて直面する。





ちなみに、
オレが探していた単語は、
『さしずめ』であると思われる。

意味が書いてあっても
いまいちピンと来ないところが、
何とも悲しいところである。

ノープラン

大抵、何となく書くことを決めてから
パソコンを開いている。
当然、明確に書きたいことがある時もある。

現在、ノープラン。
何も決まっていない。
とりあえず打ってみる文章。

せっかくだから、
頭に浮かんだものを
組み立てて言葉にしてみる。
『埃がある・・・』
『飛行機が飛んでるな・・・』
『昨日の夕食なんだっけ・・・』

ぼんやりしていると、
普段、特に気にしていないようなことが、
次々と脳裏をよぎっていく。

たまに、こういう時間を過ごすのも
いいものなのかもしれないなどと思ってみる。



そして、書きながら思うことがもう一つ。

こういった、
ノープランをうたって書いていく文章、
あえて、ノープランなんだと
言いながらのブログ更新。










一度しか使えない手のような気がする。

ノープランという名のプラン。
ノープラン・・・便利な言葉。