ことだま

言葉には、
魂がこもっているという。

言霊。





極　めて貧しい生活を送りながらも、
上　手くなりたいと練習に明け暮れ、

霜　焼けの手を温めながらも、
降　り積もる雪の中、
リ　ターンマッチに燃える。

と　んでもなく貪欲な彼は、

大　いなる野望を胸に、
ト　レーニングに励み続け・・・
ロ　ッテ。





何故か、よだれが出てくる。
見れば見るほど、
肉か魚を食べたくなってくる。

おそらく、
こういうことでは・・・ない。

愛のうた

車内で音楽を聴く。

その中で、
多くの割合を占めるテーマ。

愛のうた。

歌う人の数だけ伝え方は存在し、
聴く人の数だけ受け止め方は存在する。

恋人、自分、もの、地球…
愛は様々な方向へ矛先を変える。

この世に生がある限り、
このうたは途切れることはないのだろう。

膨大な曲数の愛のうたに囲まれて、
オレは生をうけた喜びを噛み締める。

深夜の来訪者

部屋はギシギシと揺れ、
雨音は絶えることなくオレの睡眠を妨害する。

ドンドンドン・・・

昨晩から続く来訪者は、
何度も何度もその窓を叩いた。

朝になり、窓の様子を確かめる。
近くに生えている桜の花びらが、
風に煽られて窓に貼りついている。

ドンドンドン・・・

今年も花見が出来なかったオレに、
「これで見納めですよ！」
と、彼らは訴えたかったのかもしれない。

すっかり痩せて見える桜の木に
来年の再会を誓った。

大陸棚

人はそれぞれに
得意分野を持っている。

基礎からさらに専門的に学ぶのなら、
各分野の詳しい人から
経験を踏まえて学んだほうが楽しいだろう。

自分の一番好きなことを
相手に分かってもらおうと
一生懸命に伝えている人の話は、
聞いていて楽しいしタメになる。
高いクオリティが期待出来る。

ただ、本当に基礎的なことから
説明をさせてしまうことは、
相手にも負担をかけ疲れさせるだろう。
疲れによりクオリティも低下してしまうかもしれない。

そして、いつどんな得意分野を持った人と
会話をするかは分からない。

話を掘り進めて行ったら、
原油を掘り当てました。

なんてこともあるかもしれない。

知識が全く無かったが為に、
貴重な話を聴き逃す…
それは勿体ない。

だからこそ、





いかなる話題にも食いつけるように、
基礎知識は広く浅く。

つまり、





【ミスター大陸棚】





これを目標に掲げている。

海峡と隣り合わせのこともある。

崩

崩れそうで崩れない。

 

 

 

 

 

その斜塔が持つ絶妙なバランス感覚は、

見る者に感嘆のため息をつかせる。

 

 

 

 

 

崩れそうで崩れない。

 

 

 

 

 

目の前にそびえ立つそれは、

圧倒的な存在感で見る者を迎え入れる。

 

 

 

 

 

崩れそうで崩れない。

 

 

 

 

 

彼らが醸し出す独特の雰囲気は、

切なさと虚無感を容赦なく見る者に突き付ける。

 

 

 

 

 

そして、全てが崩れ落ちる時、

 

 

 

 

 

台所のシンク内は、洗いもので満ち溢れるのだった。

 

 

 

 

 

さて、いい加減とりかかるとしようか。