やる気はそれほど・・・
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舞台裏にいる太陽が
優しく手を差し伸べる頃、
その目には、
高くそびえる大きな山が映っていた。
悠々と連なる容姿。
くっきりと映える尾根。
まるで、
盆地にいるような錯覚に陥るほど、
その存在感には圧倒させられるものがある。
オレは息を一つ吸い込んだ。
そして、
ここがいつもと変わらない
街であることを認識し、
ゆっくりとその息を吐き出していく。
地面に近いところ、
遠くに見える大きな雲。
揺れぬ空気が、
彼らの静寂を保つ。
いないはずの太陽が、
背後からそっと灯りを渡す。
際立つ陰影。
その時、一面に山脈は広がる。
役者は揃った。
改めて感じる自然の美しさ。
日中や夜中とはまた違う
妖しさの残る風景。
これもまたいい。
空地への感謝が尽きることはない。
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