やる気はそれほど・・・
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脇を締めて右へ左へ。
揺れる身体。
昂ぶる鼓動。
気持ちで負けるまいと、
前だけはしっかりと見つめている。
暗闇の中を走る車は、
風速12mの強風と
小雪混じりの雨に打たれ、
アクアラインを西へ進む。
洒落にならない気配は、
オレの不安を執拗に駆り立てる。
風に煽られハンドルを取られる度、
早くトンネルに…
との気持ちが頭の中を駆け巡る。
…ビューン。
風とも雨とも違う何かが、
オレの横を駆け抜ける。
車だ。
何故、そんなに早く走れるのだろう…
次々と抜かれる車内で
変わらず固まっているオレは、
恨めしそうに、遠く離れて行く
テールランプたちを眺める。
揺れる車同様、
自分の運転技術への
少しばかりの自信も、
大きく、大きく揺れていった。
揺れる身体。
昂ぶる鼓動。
気持ちで負けるまいと、
前だけはしっかりと見つめている。
暗闇の中を走る車は、
風速12mの強風と
小雪混じりの雨に打たれ、
アクアラインを西へ進む。
洒落にならない気配は、
オレの不安を執拗に駆り立てる。
風に煽られハンドルを取られる度、
早くトンネルに…
との気持ちが頭の中を駆け巡る。
…ビューン。
風とも雨とも違う何かが、
オレの横を駆け抜ける。
車だ。
何故、そんなに早く走れるのだろう…
次々と抜かれる車内で
変わらず固まっているオレは、
恨めしそうに、遠く離れて行く
テールランプたちを眺める。
揺れる車同様、
自分の運転技術への
少しばかりの自信も、
大きく、大きく揺れていった。
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差し出した手は、
ためらいを覚えていた。
今この時、
もし彼女が泣きだすようなことがあれば、
溢れる涙は、オレの胸元を確実に
濡らすことになるだろう。
込み上げる想いを受け止められるのか?
不安の二文字がオレを襲う。
ただ、それまでの行動を
時間をかけて思い出してみても、
慌ててはいたものの、
さほど問題はなかったはずだった。
大丈夫。
確信を持ったオレは、
ひと思いに手に力を込めた。
プシュッ!
家まであと少し。
雨の中を早足で買ってきたソーダを傍に、
オレは、ゆっくりとハンドルを右に切った。
泡の刺激が喉を通り過ぎていった。
ためらいを覚えていた。
今この時、
もし彼女が泣きだすようなことがあれば、
溢れる涙は、オレの胸元を確実に
濡らすことになるだろう。
込み上げる想いを受け止められるのか?
不安の二文字がオレを襲う。
ただ、それまでの行動を
時間をかけて思い出してみても、
慌ててはいたものの、
さほど問題はなかったはずだった。
大丈夫。
確信を持ったオレは、
ひと思いに手に力を込めた。
プシュッ!
家まであと少し。
雨の中を早足で買ってきたソーダを傍に、
オレは、ゆっくりとハンドルを右に切った。
泡の刺激が喉を通り過ぎていった。
雨の土曜日、
オレは友人の連絡を待ちながら、
クッキー缶の蓋を手に取って、
一心不乱に『故郷』を口ずさむ。
文字におこすと、
その奇妙さが
より増していくのが分かる。
さて、
待ち合わせ場所に向かおう。
オレは友人の連絡を待ちながら、
クッキー缶の蓋を手に取って、
一心不乱に『故郷』を口ずさむ。
文字におこすと、
その奇妙さが
より増していくのが分かる。
さて、
待ち合わせ場所に向かおう。
写真家中山万里さんのブログが
3月に入って更新を続けている。
乳がんを患い、
入院した頃の日記の転載。
当時の想いが綴られている。
時を超えても
伝わっていく気持ちに、
しばし、胸が熱くなる。
改めて感謝したい。
ハンドルを右に切ると、
大きな駐車場が広がっていた。
入口付近は混み合っているため、
少し離れた場所に車を進める。
ここなら他の客も少なく、
車も点々としかいない。
周り数台は誰も停めていないことを確認すると、
オレはスムーズにハンドルを切り返し、
白線の内側に車を納めた。
さて、買い物に向かおう。
・・・適当に買い物を済ませ、
駐車場に戻る。
すると、
そこには目を覆いたくなるような
光景が存在していた。
密着している。
車が密着している。
わざわざ、混雑を嫌って
空いているところに停めたにもかかわらず。
車が一台密着している。
しかも、他を見渡せば、
先ほどまでと同様に空いている状態である。
何故、空間的に余裕のある個所で
車庫入れをしないのか。
自由に切り返しをしたほうが
スムーズなのではないか。
オレは、この状況に陥るたびに頭を悩ませる。
「後部座席のガラスに
3つ目のポールが見えてきたら、
ハンドルを切ってくださいね」
教習所でこんな言葉を
投げかけられたような記憶がある。
目標がないと駐車することが
出来ないということか。
しかし、それならば入口付近で、
あくせくしながら停めてほしいものだ。
では、ただの嫌がらせだろうか。
ドアを開けるときの、
このギリギリのスリルが
たまらないとでもいうのだろうか。
しかし、それならば入口付近で、
ひやひやしながら開けてほしいものだ。
少し待って運転手に尋ねてみよう。
こういう時、決まってそんな考えが頭をよぎる。
しかし、どのくらい待つかも分からないことで、
時間を割きたくはない。
オレは渋々、その場を後にする。
どうにも納得し難い状況に、
最近はこう思うようになった。
オレって・・・人気者なんだなぁ。
オレのいるところ・・・
すぐに人が集まってくるんだなぁ。と。
今日もオレは駐車場の隅で頭を垂れている。
人気者はつらい。
大きな駐車場が広がっていた。
入口付近は混み合っているため、
少し離れた場所に車を進める。
ここなら他の客も少なく、
車も点々としかいない。
周り数台は誰も停めていないことを確認すると、
オレはスムーズにハンドルを切り返し、
白線の内側に車を納めた。
さて、買い物に向かおう。
・・・適当に買い物を済ませ、
駐車場に戻る。
すると、
そこには目を覆いたくなるような
光景が存在していた。
密着している。
車が密着している。
わざわざ、混雑を嫌って
空いているところに停めたにもかかわらず。
車が一台密着している。
しかも、他を見渡せば、
先ほどまでと同様に空いている状態である。
何故、空間的に余裕のある個所で
車庫入れをしないのか。
自由に切り返しをしたほうが
スムーズなのではないか。
オレは、この状況に陥るたびに頭を悩ませる。
「後部座席のガラスに
3つ目のポールが見えてきたら、
ハンドルを切ってくださいね」
教習所でこんな言葉を
投げかけられたような記憶がある。
目標がないと駐車することが
出来ないということか。
しかし、それならば入口付近で、
あくせくしながら停めてほしいものだ。
では、ただの嫌がらせだろうか。
ドアを開けるときの、
このギリギリのスリルが
たまらないとでもいうのだろうか。
しかし、それならば入口付近で、
ひやひやしながら開けてほしいものだ。
少し待って運転手に尋ねてみよう。
こういう時、決まってそんな考えが頭をよぎる。
しかし、どのくらい待つかも分からないことで、
時間を割きたくはない。
オレは渋々、その場を後にする。
どうにも納得し難い状況に、
最近はこう思うようになった。
オレって・・・人気者なんだなぁ。
オレのいるところ・・・
すぐに人が集まってくるんだなぁ。と。
今日もオレは駐車場の隅で頭を垂れている。
人気者はつらい。